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平成28年1月交付が始まったマイナンバーカードが
マイナ保険証に移行となりました。
お手元の保険証は最長1年間、2025年12月1日まで使う事が
可能です。

 

マイナ保険証とは?

 

マイナンバーとは「住民票を持つ日本に住むすべての人」にひも付けられた


12桁の番号であり、マイナンバーカードは氏名、生年月日、住所、性別、顔写真


付きのプラスチック製のカードです。

 

このマイナンバーカードに健康保険証として利用登録したものがマイナ保険証なのです。

 

国が進めるデジタル化政策の一環で保険証の利便性が高められます。

 

2024年12月2日から新規の健康保険証は発行されなくなり本格移行になりました。

 

マイナ保険証の登録方法

1 医療機関や薬局の受付(カードリーダー)で行う。

● マイナンバーカードを病院にある顔認証付きカードリーダーで登録する事ができる。

2 マイナポータルで行う。

スマートフォンに「マイナポータルAP」をインストールして申し込む。暗証番号が必要。

3 セブン銀行ATMから行う事もできます。

 

マイナ保険証のメリットとデメリットについて調べてみました

デメリットの場合

1  紛失や盗難紛失や盗難による個人情報漏洩のリスクがある

2  紛失した場合再発行に時間がかかる

3  システムや機器の不具合で利用できないことがある

4  オンライン資格確認システムを導入していない医療機関・薬局では使用出来ない。

5  有効期限が切れると使用ができない。

 

メリットの場合

1 過去に処方された薬や特定健診などの情報を医師・薬剤師に共有できる。

2 高額療養費の限度額を超える支払いが手続きなしで免除してもらえる。

3 マイナポータルとe-Taxを連携できる事で、確定申告の医療費控除がスムーズになる。

4 医療費現場で働く人の負担を軽減できる。

 

過去の治療を受けた際の薬の情報など記憶がない時は共有する事で

知って貰えるのは助かりますし、高額治療費をその場で免除して

貰えるのは有難いですね。

 

何より確定申告の際に医療費控除の領収証を揃えたり集計しなくても

申告できるのがメリットですね。

医療現場の皆さんの負担軽減は良い事だと思います。

 

 

資格確認書とは?

 

健康保険の資格を証明する為の書類の一つです。

資格確認書はマイナンバーカード(マイナ保険証)がない人やその他

保険者が必要と認めた人に無償で送られて来ます。

材質はプラスチック製か紙で出来ています。

 

1 マイナンバーカードを取得していない人。

● マイナ保険証の利用ができないため、保険資格を証明するための代替手段です。

2 登録をしていない人。

3 マイナンバーをなくしたり、更新中の人(申請)

● 保険診療を受ける際の証明書として役立ちます。

4 高齢者、子供などマイナンバーカードを取得していない人(申請)

5 マイナンバカードは持っているが保険証利用登録をしていない人。

6 マイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れている人。

7 令和6年12月2日以降に新たに後期高齢者医療制度に加入した人。

8 有効期限は5年以内で保険者が設定する。 (2029年12月1日)

 

この資格確認書を医療機関に提示して保険診療を受ける事が出来ます。

資格確認書は保険者によって様式・発行形態が異なります。

 

資格確認書の交付方法は?

1 交付方法は直接の手渡し、郵送など、保険者ごとに異なります。

2 2024年12月2日以降、保険者の異動があった場合健康保険証は

発行されない為、マイナ保険証を持っていない人には資格確認書が

交付されます。

 

マイナ保険証の有効期限は?

1 マイナンバーカードの有効期限は、発行日から10回目の誕生日であり

2 電子証明書の有効期限は発行日から5回目目の誕生日になります

 

電子証明書の期限が近くなると通知が届きますので居住する市区町村の窓口で

更新手続きをする事になります。

 

 

まとめ

マイナ保険証を基本となる仕組みが2024年12月2日以降義務化されました。

マイナ保険証を持ってなくても資格確認書で、従来通り医療を受ける事が出来ます。

 

マイナンバーカードのある方は、病院・薬局でマイナ保険証を利用登録を行えます。

始めて受診する病院でも自分のふだん飲んでいるお薬や特定健診の血液検査などを

医師に知って貰えるの安心ですね。