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中学時代で、すでに身長170cm。そして現在は204cm。
男子バレーボール日本代表の山内晶大選手はその圧倒的な
高さと進化を続けるプレースタイルで注目を集めています。
実は彼がバレーボールと出会ったのは高校生になってから。
素晴らしい指導者との出会いにも恵まれたことで、
眠っていた才能が一気に花開いたのです。
今回は、そんな“高さの申し子”の成長の軌跡に迫ります。

 

 

山内晶大選手のプロフィール

 

名前 山内晶大(やまうち・あきひろ)
生年月日 1993年11月30日(31歳)
出身地 愛知県名古屋市
身長 204㎝
体重 81㎏
血液型 A型
学歴 名古屋市立工芸高等学校→愛知学院大学卒業
所属 大阪ブルテオン
利き手
ポジション MB(ミドルブロッカー)

 

中学時代にはすでに170cm!でもバレー経験はなし

バレーボール選手としては異例ともいえる経歴を持っている山内選手。

中学時代にはすでに170cmの高身長でしたが、当時はバレーボールをしていませんでした。

当初はバスケットボールなど他のスポーツにも興味があったとのこと。

しかしその後、高校に進学してから本格的にバレーボールを始めることになります。

高校からバレーを開始、運命を変えた“名監督”との出会い

高校進学後にバレー部に入部した山内選手。

その道を決定づけたのが、指導者との出会いでした。

的確な指導と温かいサポートをしてくれる監督との出会いは、まさに人生の転機でした。

バレーを始めたのが遅かった分、彼は必死に練習に打ち込む日々を送りました。

その中で「高さ」という大きな武器が徐々に活かされ始め、めきめきと頭角を現していきます。

204cmの高さだけじゃない!年々磨かれる技術と精神力

男子バレーボール日本代表のミドルブロッカーである山内晶大選手は

相手スパイカーにとっては壁、味方にとっては安心感をもたらしてくれる存在。

204cmという身長は、世界レベルでも十分に通用する高さです。

しかし山内選手が評価されているのは“高さ”だけではありません。

クイック攻撃やブロック、状況判断力、チームプレー――どれをとっても、

年々進化を遂げています。

「身長に頼るだけでは通用しない」と、自ら課題を見つけて克服する姿勢が、

今の山内選手を形作っているのです。

日本代表の中でも存在感はトップクラス!

2014年に初選出されてから10年。

山内選手は今、チームの“精神的支柱”でもある。

試合中の声かけ、ベンチでの立ち振る舞い、そして練習中の姿勢

若手選手たちは彼の背中から多くを学んでいます

ただ高いだけではない。高く、そして深い存在感が彼の魅力です。

コートに立つだけで安心感を与える選手。

それが、現在の山内晶大選手の評価です。

 

壁”であると同時に、“突破口”でもある選手

バレーボールにおいてミドルブロッカーは“壁”のような役割を担います。

ですが山内選手はその壁であるだけでなく、“突破口”にもなります。

速攻、ブロックアウト、フェイント…あらゆる場面で得点に絡む。

“静”のポジションと思われがちな中で、“動”の役割を果たしているのが山内晶大選手。

 

山内晶大選手球歴

  • 日本代表 2014-2025年
    • オリンピック – 2021年、2024年
    • 世界選手権 – 2018年、2022年
    • ネーションズリーグ – 2018年、2019年、2021年、2022年、2023年、2024年
    • アジア選手権 – 2015年、2017年、2019年、2021年
    • バレーボールワールドカップ – 2015年、2019年
    • ワールドリーグ – 2014年、2015年、2016年、2017年

 

山内晶大選手の受賞歴

  • 2021年 – 2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN ベスト6
  • 2022年 – 2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN ベスト6
  • 2023年 – 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN ベスト6

ベスト6とは各ポジションで最も活躍した選手6名を表彰する賞

アウトサイドヒッター2名

ミドルブロッカー2名

セッター1名

オポジット1名

以上6名が選出されます。この賞は、リーグや大会の年間表彰などで、

そのシーズンの活躍を称えるために贈られる賞です。

 

まとめ

中学で170cm、高校でバレーと出会い、204cmに到達。

山内晶大選手はまさに“高さの申し子”といえる存在です。

しかし彼の魅力は、身体的な高さにとどまらず、そこに至るまでの努力と、

支えてくれた監督や仲間たちとの絆にあります。

これからの日本バレーを牽引していく彼のさらなる飛躍を、私たちは

応援し続けたいと思います。