Pocket

東京五輪代表落選という大きな挫折――その壁を乗り越え、
再びコートに立ち続ける男がいます。
男子バレーボール日本代表ミドルブロッカー・高橋健太郎選手。
彼をもう一度“前へ”と導いたのは、静かに、しかし確かに
寄り添ってくれた“最愛の人”でした。

 

この投稿をInstagramで見る

 

髙橋健太郎(@k.e.n.t.a.r.o)がシェアした投稿

名前 高橋健太郎(たかはし・けんたろう)
生年月日 1995年2月8日(30歳)
出身地 山形県川西町
愛称 ケンタロウ
身長 202㎝
体重 93㎏
学歴 川西町立第一中学校→米沢中央高等学校→筑波大学
所属 ジェイテクトSTINGS愛知
ポジション MB / OP
利き手

 

 長身を武器に、若くして代表入りした逸材

1995年2月8日、岩手県北上市に生まれた高橋健太郎選手。
高校は米沢中央高校、大学は筑波大学に進学し、在学中からすでにその実力は注目を
集めていました。
2016年には全日本代表に初選出。以後、コンスタントに代表に名を連ね、世界で戦う
舞台に身を置いてきました。

■ 東京五輪代表落選――すべてが止まった瞬間

2021年――彼にとって人生の大きな節目となるはずだった
東京オリンピック代表最終選考で、まさかの落選。
常連であった代表メンバーからの脱落は、彼の心に深い傷を残しました。
Vリーグでのプレーにも迷いが生まれ、自信を失いかけた日々。
そんな彼を支え続けたのが、妻の存在でした。

 

“私が見ているのは、あなたの努力そのもの”

高橋選手は2021年に一般女性と結婚。
「結果がすべての世界かもしれないけど、私は努力するあなたを見てきたから」
妻のそんな言葉に、心がほどけたといいます。

■ 再起への道――ふたたび代表へ

心の支えを胸に、彼は再び戦う決意を固めました。
所属チームの東レアローズでも主力として活躍し、プレーの質を着実に高めていきます。

そして2023年、再び全日本代表に選出。
ネーションズリーグやワールドカップの舞台で、持ち前の高さと読みを活かしたブロックが
冴えわたりました。

「一人ではここまで戻れなかった」と語る高橋選手。
その言葉には、妻への感謝が込められています。

東レアローズでの活躍を経て、2023年に再び日本代表に復帰しました。
ネーションズリーグやW杯でもその存在感は健在です。
「一人ではここまで戻れなかった」――妻への感謝がにじみます。

 

■ “どんなときも、支えてくれる人がいるから”

再起をかけた日々の中で、最も大きな存在だったのが夫婦の絆
高橋選手は、どの試合においても支えてくれる人のために戦うという思いを
強く持っているそうです。

スポーツは、ときに非情です。
結果が出なければ、称賛も注目も一瞬にして消えてしまう。
けれど、そんな過酷な世界の中でも、
「あなたはあなたのままでいい」
そう言ってくれる存在があることで、人は再び強くなれるのです。

高橋健太郎受賞歴

  • 2022年 – 2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN ブロック賞、ベスト6、フェアプレー賞
  • 2023年 – 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN ブロック賞
  • 2024年 – 2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN ブロック賞、ベスト6

まとめ

高橋健太郎選手のプレーには、単なるテクニックや経験だけでなく、
人としての“想い”が詰まっています。
悔しさを乗り越え、信頼と愛に支えられながら再び輝きを放つその姿は、
多くのファンに勇気を与えてくれます。
可愛いお子様と優しい理解ある奥様、健太郎ファンの方々は応援しています。