星稜高校陸上部に、今注目の選手がいる。
名前は清水空跳（しみずそらと）。その名の通り、
「空を跳ぶ」ようなスピードと跳躍力を兼ね備えた選手だ。
父も母も元陸上選手というスポーツ一家に生まれ、幼少期から
陸上競技に親しんできた。両親から受け継いだ才能と努力で、
高校陸上界で存在感を示している。
清水空跳のプロフィール
名前に込められた意味──「空を跳ぶ」ように
「空跳」という名前には、「どんな舞台でも高く、遠くへ跳び、空のように広い可能性を
切り開いてほしい」というご両親の願いが込められています。
本人もこの名前を誇りに思い、試合前には「名前負けしない跳躍を」と心に刻むという。
名前に込められた“空を跳ぶ”想い。その意味を背負い、彼は走り出す。
陸上一家に生まれた生い立ち
「父は短距離、母は走幅跳。陸上DNAを受け継いだ高校生スプリンター。」
父は短距離走の元選手、母は走り幅跳びで全国大会出場経験を持つ元選手で
姉は400メートル障害で全国大会に出場と陸上DNAを受け継いだ高校生スプリンター。
競技場は幼い頃からの遊び場で、家族で大会観戦に出かけるのが日常でした。
小学4年生で本格的に陸上を始め、中学時代には県大会で上位入賞を果たしています。
中学校は金沢市立長田中学校です。
近隣に陸上競技部のある中学校がなかったため、隣町の長田中へ進学しました。
中学校3年生の時に200メートルで全日本中学校陸上競技選手権大会で優勝しています。
星稜高校陸上部での日々
「名門・星稜高校で磨かれるスピードと跳躍。空跳の挑戦はまだ始まったばかり。」
入部直後の印象と周囲の評価
入部当初から高い身体能力と集中力でコーチ陣の目に留まった。
練習への姿勢も真摯で、上級生からも「吸収が早い」と評されていました。
専門種目と得意なスタイル
専門は100mと走り幅跳び。スタートダッシュの鋭さと空中でのフォーム維持に定評がある。
短距離で培った爆発力を跳躍に活かすのが最大の武器だ。
練習で大切にしていること
スピード練習と筋力強化をバランス良く取り入れつつ、フォームの微調整にも時間を割く。
「速く走るためには無駄を削ぎ落とす」との意識で日々トレーニングに励んでいる。
両親から受け継いだもの
技術面でのアドバイス
父からはスタート反応の磨き方を、母からは踏切のタイミングを教わることが多い。
大会前には家族そろってフォーム映像を見直す習慣もあります。
勝負に向かうメンタルの作り方
「結果よりも挑戦する過程を大切に」という両親の言葉が支えになっている。
試合前に緊張よりもワクワクが勝るのは、この家庭の雰囲気が影響している。
注目の大会成績
男子100m高校日本新記録
衝撃の10秒00
しかも16歳
清水空跳選手いやはや
スポーツ界で日々塗り替えられる常識に気合いと勇気をいただいてます
アラフォーも頑張ります pic.twitter.com/qViihHNDOL— 奥元 幸治(Koji Okumoto) (@koji_2023_2032) July 28, 2025
地区大会から全国への挑戦
1年時から県大会で入賞し、2年時には北信越大会で自己ベストを更新。
全国高校総体（インターハイ）への出場も視野に入っている。
● インターハイで100メートル10秒26で準優勝
● 日本選手権では桐生祥秀の持つ高2記録10秒19に並び、高校生で唯一準決勝に進出、
● インターハイでは100メートルで10秒00日本高校新記録。
● 200メートルでは追い風参考(+2.7)ながら20秒39と2冠を達成した。
逆境を乗り越えたレース
ケガで数週間練習できなかった時期もあったが、復帰戦で自己記録に迫る走りを見せた。
その姿にチームメイトや観客から大きな拍手が送られた。
これからの目標
星稜高校での集大成
最終学年では、100mで10秒台、走り幅跳びで7m越えを目標に掲げている。
全国大会の決勝進出も視野に、日々の練習に全力を注いでいる。
高校で9秒台スプリンターになりたいと語っています。
将来見据える舞台
大学進学後も陸上を続け、日本代表として国際大会に出場することを夢見ている。
「名前通り、もっと高く跳びたい」と語る表情は、これからの飛躍を予感させる。
まとめ
清水空跳は、才能と環境、そして努力を兼ね備えた選手です。
陸上一家で育まれた情熱と星稜高校での経験を糧に、さらなる高みを目指している。
その走りと跳躍が、これからどれだけ多くの人の心を動かすのか、期待は高まるばかりです。
