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アナウンサーとして多くの番組で存在感を示してきた田辺
真南葉が、新たな舞台として選んだのは「ウェザーニュー
スキャスター」。華やかな放送現場で培った「伝える力」に
加え、天気を通じて人々の生活に寄り添うという新たな使命
に心を動かされたという。なぜ彼女は気象の世界へ飛び込もう
と決意したのか。その背景や思いに迫る。

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名前 田辺真南葉(たなべ・まなは)
生年月日 2000年12月20日(24歳)
出身地 東京都
身長 167㎝
血液型 A型
大学 日本大学芸術学部卒業
勤務局 ウェザーニューズ(2025年-
職歴 元福井テレビアナウンサー(2023年-2025年)
趣味 コスメ・料理・神社巡り・筋トレ・自転車
特技 2歳からクラシック・バレエを習っており受賞歴も多い

 

**アナウンサーから空の案内人へ。

田辺真南葉が見つけた “新しい自分の居場所”**

スタジオの明かりがふっと落ち、モニターに映し出されるのは、今日の空模様。
その前に立つ田辺真南葉の声は、不思議とどこか温度を含んでいる。やわらかく、
あたたかく、そして少しワクワクを運んでくる声だ。

「空って、こう見えるんですよ」
そんなふうに語りかけられているようで、つい耳を傾けてしまう。

2025年。
アナウンサーとして活躍していた彼女は、大きな決断をしました。

“ウェザーニュースキャスター”への転身――。

それは突然の方向転換にも見えるけれど、田辺本人にとっては
「ようやくひとつの夢に手を伸ばせた」そんな瞬間だったという。

子どものころの記憶と、小さな憧れ

田辺真南葉の原点には、子どものころに見ていた“お天気コーナー”がある。
学校へ行く前、テレビの前に座って眺めていた、晴れマークや雨のアイコン。
その横で優しく話すキャスターに、無意識のうちに心を奪われていた。

「いつの間にか、“いいなあ、こんな風に空のこと伝えてみたいな”って思うようになってたんです」

と笑う。

その気持ちは大人になっても消えることはなかった。
アナウンサーという道を選んだのも、“伝えること”を仕事にしたかったからだ。

だけど、情報番組の中で天気を紹介するたびに、胸の奥が少しだけそわそわした。

「もっとちゃんと、“空そのもの”を伝えたい。
 気象の世界を知りたい。
 誰かの生活に寄り添えるような言葉を届けたい」

そんな思いがじわじわ強くなっていった。

決断のとき。空の世界へ足を踏み入れる

そして訪れた、ウェザーニュースキャスターの募集。
迷いはなかったという。

「やるなら今しかない」と。

アナウンサーとして築いてきたキャリアをいったん脇に置き、挑戦の扉を叩いた。

合格をもらったときのことを聞くと、彼女は照れくさそうに目を細めた。

「嬉しかったけれど、“ここからが本番だ”って気持ちの方が大きかったです。

気象は奥深くて、知らないことだらけ。ワクワクと、ちょっとの緊張と…全部まとめて
吸い込むような気持ちでした」

初出演の日。
画面越しに飛び込んできた彼女の表情は、少し緊張しながらも弾むように明るかった。
まるで「空との会話が、今日からはじまるよ」と言っているようだった。

“伝え方”は変わっても、根っこは同じ

アナウンサーからウェザーニュースキャスターへ。
肩書きは変わったが、彼女の中にある“伝えたい”という芯はそのままだ。

むしろ、気象の世界に飛び込んだことで、言葉に対してもっと真剣になったという。

「予報センターの気象士さんたちと話すと、雲ひとつにも必ず理由があることを知るんです。
 その“理由”の部分まで伝えられる人になりたい」

そう語る目には、まっすぐな情熱が宿っていた。

そして、彼女が大切にしているのは“安心して聞ける言葉”。

たとえば、大雨のとき。

たとえば、急な気温変化のとき。

「誰かの今日を守る言葉になるかもしれない」

その意識が、彼女の声の温度をつくっている。

“田辺真南葉らしさ”はそのままに

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一方で、視聴者から愛される彼女らしい魅力――明るい性格や、少し天然なところ、
くるくる変わる表情――は健在だ。

初回放送から、「かわいい」「癒やされる」「ずっと見ていたい」という声が飛び交った。
画面越しでも伝わる“人懐っこさ”。
これこそが、田辺真南葉という人の持つ、ほかにはない光だ。

そして彼女自身もこう話す。

「みんなに楽しんでもらえたら嬉しいし、笑顔を引き出せたらもっと嬉しい。天気って
堅いだけじゃなくて、“今日の空、見てみようかな”って思ってもらえるきっかけになれれば
いいなって」

これからの空と、これからの彼女

まだキャスターとしてはスタートラインに立ったばかり。
けれど、田辺真南葉は確かな歩幅で前に進んでいる。

空と人をつなぐ仕事。
その中で、誰かの生活にほんの少し彩りを添えるような存在。

「空はいつも、みんなの上にありますからね。
 “今日はこんな空ですよ”って伝えながら、自然と誰かの生活に寄り添っていけたら嬉しいです」

そう語る彼女の声は、これからどんな空を照らしていくのだろう。

今日もどこかで、彼女の明るい声が、空の向こうへそっと広がっていく。

まとめ

アナウンサーとして活躍してきた田辺真南葉さんは、子どもの頃から抱いていた
「お天気を伝えたい」という小さな憧れを胸に、ウェザーニュースキャスターという
新しい世界へ飛び込みました。

転身の背景には、“言葉で寄り添う仕事がしたい”というまっすぐな想いがあります。
気象の勉強は決して簡単ではありませんが、彼女はその奥深さを楽しみながら、
「理由まできちんと伝えられる人になりたい」と意欲にあふれています。

アナウンサー時代からの明るさや人懐っこい雰囲気はそのままに、今は“空の案内人”として、
視聴者の毎日にほんの少しの安心と温かさを届けています。

まだ始まったばかりの新しい挑戦。
彼女の声と笑顔は、これからも空と人をそっとつなぐ存在になっていく――。

そんな未来を感じさせる転身となりました。