Pocket

「私にとって“佐藤駿一郎”という名前は、どこか親しみを
感じさせる響きだった。両親のルーツがある宮城県、そして私が
5年間過ごした仙台――。そんな東北とのつながりが、この若き
ミドルブロッカーに惹かれた理由かもしれない。」

 

 

佐藤駿一郎選手プロフイール

 

名前 佐藤駿一郎(さとう・しゅんいちろう)
愛称 シュン
生年月日 2000年5月17日(25歳)
出身地 宮城県仙台市
高校  東北高等学校卒業
大学 東海大学卒業
身長 205㎝
体重 95㎏
血液型 A型
所属 ウルフドッグス名古屋 2025年6月入団

● 中学生時代はバトミントン部に所属していましたが14歳でスカウトされて
バレーボールを始めています。

● 東北高校2年生の頃15歳にしてU19日本代表に選出、、アジアユース選手権に出場し
優勝に貢献しました。
自身もベストミドルブロッカー賞を受賞しています。

● 高校3年生にして日本代表登録メンバーに選出されています。

そんな彼でしたが春高バレーには、3年生のときにようやく第71回大会の出場を果たした。
しかし、1回戦で敗退しました。

● 大学は名門、東海大学に進学しました。

 

佐藤駿一郎選手の球歴

  • 日本代表 (2018年、2020-2023年、2025年)
    • 世界選手権 – 2022年
    • アジア競技大会 – 2018年
    • ネーションズリーグ – 2025年
  • U23日本代表
    • U23アジア選手権 – 2019年
  • U21日本代表
    • 世界ジュニア選手権 – 2017年
  • U20日本代表
    • アジアジュニア選手権 – 2018年
  • U19日本代表
    • 世界ユース選手権 – 2017年
    • アジアユース選手権 – 2017年

 

 「ようやく、コートに立てた」──佐藤駿一郎が中国で見せた覚悟と進化

6月上旬、男子バレーボール日本代表は、ネーションズリーグ(VNL)中国ラウンドに臨んだ。
エースの西田有志や関田誠大ら主力が一時的に帯同を外れる中若手を中心とした
メンバー構成が話題になりました。

その中で、佐藤駿一郎選手はミドルブロッカーとしてスタメン起用され
堂々としたプレーを披露した。

「ようやく、スタートラインに立てた気がします」
そう話す目は、静かな闘志に満ちていた。

 

 出場のチャンスは“突然”に

 

――中国ラウンドでは、イラン戦やドイツ戦で先発出場が続きました。
久々の代表戦で、どんな気持ちでしたか?

**「嬉しさよりも、正直、ホッとしたというのが近かったです。ようやく、
試合に出られたという安心感というか。去年は代表にいても出番がほとんどなくて…
チームに“貢献できていない”もどかしさがあったので」**

――とはいえ、短期間で結果も残しましたよね。

イラン戦:7得点(クイック4本、ブロック2本、サーブ1本)
ドイツ戦:第1セットで2本連続ブロック成功

**「数字を見てホッとした部分はあります。でも、まだまだです。
攻撃ももっと幅を広げないといけないし、サーブレシーブ崩れた場面での対応力とか…。
収穫より、課題のほうが見えたラウンドでした」**

 

 控えに甘んじた1年──「悔しさは、あった」

――2023年シーズンは代表入りこそ果たしていたものの、ベンチで試合を
見守る時間が長かったですね。

**「悔しさ、もちろんありました。でも、ミドルブロッカーって、交代枠も少ない
ポジションなので自分の番が来た時に力を発揮出来るかが全て。
だからこそ“準備”だけはしていました」**

――中国ラウンドでのプレーは、その準備が結果につながった形ですね。

**「ようやく、です(笑)。でもこれで終わりじゃなくて、やっと土俵に立てたと思っています」**

 

 東北にルーツ──「自分を育ててくれた場所」

――ご両親の故郷が宮城県だと伺いました。

**「そうなんです。小さい頃はよく連れて行ってもらいましたし、今でも親戚がいます。
震災のときもそうでしたけど、東北の人って本当に我慢強くて、あたたかいんですよね」**

――筆者も仙台で5年間暮らしていたので、なんだかとても親近感が湧きます。

**「えっ、そうなんですか! それは嬉しいですね。自分のルーツに、プレーで恩返しできたら
いいなと思ってます」**

その言葉どおり、今、佐藤駿一郎は日本中に応援されるプレーヤーへと成長を遂げつつある。

 パリ五輪、そしてその先へ

――この先、代表でどんな存在になりたいですか?

**「まだまだ、“名前を覚えてもらう段階”です。でも、誰かが見て『この人のプレーが好きだな』って思ってくれたら、それが一番嬉しいです」**

 

佐藤駿一郎──その名が日本中に知られる日は、遠くない。中国ラウンドで得た“はじめの一歩”を糧に、次は、世界の舞台で輝く準備を整えている。

 

まとめ

ご両親や佐藤駿一郎選手を応援してくれてる大勢のファンの為にも

頑張って下さいね!

心より願っております。

仙台駅前の風景が懐かしく思い出されます。