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3月28日「ゴロウ・デラックス」にノンフィクション作家沢木耕太郎さんが出演されます。

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テレビに出演するなどほとんどなかった沢木耕太郎さんが快諾してくれた事に

スタッフ一同はとても感謝していたそうです。

同番組は、2011年4月に放送スタート巷で話題の本からベストセラー、

今後注目の本など様々なジャンルの本から毎週一冊を課題図書として取り上げ

その本の作者や関係者をゲストに招きMCの稲垣吾郎と 外山惠理アナウンサーが

課題図書や作家についてトークを繰り広げると言う内容でした。

 

沢木耕太郎さんのプロフィールです。

沢木 耕太郎 サワキコウタロウ(ペンネーム。本名を名乗るのならばペンネームは必要がないと答えています)本名を聞かれた時の回答
生年月日 1947年11月29日(71歳)
東京都大田区
最終学歴 横浜国立大学経済学部
職業 作家、エッセイスト、小説家、写真家
ジャンル ノンフィクション
小説代表作 『深夜特急』(1986年 – 1992年)
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
子供 田澤利依子

 

8年目に突入!旬な本からベストセラーまで掘り下げるブックバラエティ

【ゴロウ・デラックス】が遂に最終回を迎えることになりましたね。

 

ラストを飾るにふさわしい322人目のゲストとしてノンフィクション作家で

エッセイストである沢木耕太郎が出演、MCの稲垣と外山、番組スタッフへの

餞(はなむけ)として出演を快諾してくれたそうです。

有難いことですね。

胸が一杯になりました。

 

沢木耕太郎さんは、何といっても鮮烈な感性と斬新な文体が注目を集めてる方です。

1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞

1982年に『一瞬の夏』で新田次郎文学賞

その後も『深夜特急』や『檀』など今も読み継がれる名作を次々に発表

2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、

2014年に『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞など数々の賞を受けられてる作家です。

 

トークが始まった途端、稲垣を質問攻めにしどちらがMCとゲストなのか戸惑う感の

稲垣でしたが、沢木のインタビュー術によって本音も引き出されて行く様相になり

ました。

 

973年プロゴルファー尾崎将司(まさし)(1947― )、政治家河野洋平(1937― )、

映画監督山田洋次、指揮者小沢征爾(せいじ)ら各界の若手12人に取材した

若き実力者たち』を発表。

 

1976年プロボクサーのカシアス内藤(1949― )やマラソンの円谷幸吉(つぶらやこうきち)

(1940―1968)ら栄光をつかめなかった人々を描いた

『敗れざる者たち』で注目を集める。

 

 

 

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沢木耕太郎と藤圭子2人の恋の結末が驚愕すぎる!

 

今から34年前の1979年、藤圭子のノンフィクションを書くため1年間に渡って

沢木耕太郎は密着取材を行っていました。

当時藤圭子28歳、沢木耕太郎31歳。芸能界引退を発表した直後の事でした。

 

当時、藤圭子の歌と言えば、聴く人を一瞬に惹きつけるそんな力を持っていました。

日本人形のような整ったきれいな顔だちの歌手でした。

この世にこんなきれいな女性が居たんだと思ったものです。

 

「十五、十六、十七と 私の人生暗かった」とは、「圭子の夢は夜ひらく」の一節です。

顔から想像できないハスキーボイスと独特の凄みのある歌いまわしで歌い

その可憐な風貌とのギャップも相俟って一世を風靡した。

出す曲は次から次へとヒットしました。

 

沢木と藤が取材を通して恋愛関係に発展しましたが、こじれてしまい藤圭子の

恋は終わりを告げる結果になりました。

 

8月22日(2013年)に東京・西新宿の高層マンションから飛び降り自殺した歌手・

藤圭子さん。当時精神的に追い詰められてたとの話も聞きます。

喉のポリープの手術を受けたことで、自身が強みと考えていた声の特徴が失われたと

悩むようになり、引退を考え始めたそうです。

 

そばで見ていた宇多田ヒカルさんも、さぞかしお辛かった事と思います。

 

沢木氏の職業的倫理観から深い関係にある女性を取材した作品は出せないと思い

封印されていた「幻の作品」が流星ひとつ」(新潮社)です。

34年ぶりに世にでる事になりました。

 

それを「緊急出版」する事に決心した理由は娘の宇多田ヒカルさん

美しく輝いていたお母さんの姿を伝えたい、という思いから決心したそうです。

 

 

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まとめ

「確かに彼女は僕に好意を抱いていたし、僕も好意を抱いていた」と告白。

生前、藤は沢木さんが書いて300枚くらいのインタビュー原稿を大事に持っていた

と友人が話していました。

この『流星ひとつ』に対し、藤の元夫でヒカルの実父である宇多田照實が

かみついているとか情報まありましたが仕方ないことですね。

『流星ひとつ』は沢木耕太郎のロング・インタビューに答えたもので

全編がある一夜の会話という形になっていて特徴のある本にです。

「すぐれたインタヴュアーは、相手さえ知らなかったことをしゃべってもらうんですよ」

沢木耕太郎はインタヴュアーとして藤圭子さんの心の奥深くに入り込んだのでしょう。

一度、読んでみたいものですね。

藤は原稿を受け取り自分は出版してもいいと思うが、沢木さんの判断に任せる」

と返事したそうですが、インタビューを受けてた時は最高に幸せの時間だったかも

しれませんね。