お正月の風物詩である箱根駅伝は2020年1月2日午前8時東京大手町読売新聞社前をスタートし芦ノ湖を目指します。
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戦国時代と言われる2020年箱根駅伝各チームの戦略等を見てみたいとおもいます。
2019年優勝した東海大学両角速(もろずみ・はやし)監督(53)
エース格・関颯人(はやと)や3年連続6区を担った中島怜利(れいり)は
選ばれませんでした。
2人とも故障が原因で、関は膝やアキレス腱(けん)を痛め離脱しました。
黄金世代として注目を集めたエリートたちも最終学年になりましたが
後輩たちが頼もしく育っています。
両角速監督は往路は3位以内、復路優勝を狙ってる「守り」の戦略で
リスクを冒してまで往路で勝つ必要はないと言う考えのようですね。
青山学院大学原晋監督は総合力に自信を持っています。
今季の青山学院大学は状態が悪かった。
しかし、記録会の1万mでは28分台を8人もマークし
1万mのエントリー選手上位10人の平均タイムでは全体トップになりました。
原監督は毎年恒例となっている作戦名を発表しました。
名付けて『やっぱり大作戦』。
「大手町アンカーのゴール実況」
やっぱり今年も青学大は強かった
やっぱり青学大4年生は凄かった。
やっぱり青学大を応援してよかった。
青学大ファンの皆さまに、そんな笑顔のゴールシーンをお届け出来るよう
しっかり調整していきます。
応援よろしくお願いします」と逆襲をツイッターで誓っています。
青学大も東海大と同じように「守り」のレースが可能と思われます。
東洋大酒井俊幸監督2年連続で優勝へ導いた実績の持主です。
酒井俊幸監督と言えばイケメン!お若い!
その甘いマスクとは対照的に、常に攻撃的で優勝を狙う区間配置をして
来る事で有名です。
今年は層が薄いので往路で優勝し主導権を取りたい作戦のようですね。
序盤から攻勢を仕掛け往路にもっていく作戦のようです。
なにせ、走ってる選手に檄を飛ばすのも酒井監督だ。でもそこには
愛情が含まれているように受け止める事が出来ます。
だからこそ選手は歯を食いしばって頑張れるのですね。
駒澤大学大八木弘明監督東海大学、青山学院大学、東洋大学の三強崩しを狙う
選手を叱咤激励する大八木弘明監督の表情がなぜか明るい。
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)にOBの中村匠吾が
東京五輪男子マラソン代表の座を獲得したからです。
それが駒澤大学に吹き始めた「風」だからだと言うわけです。
中村は現在も駒大を拠点としてトレーニングをしています。
選手達にとっても中村はまぶしすぎる存在のようでチームは
盛り上がっています。
もうひとつ、ルーキー田澤廉は今年4月に入学したばかり選手です。
5月の関東インカレ2部5000mの、デビュー戦で日本人2位の成績を残しました。
田澤は30キロを軽くこなしスタミナも充分で、競り合いの場面でも強気な姿勢が
大八木弘明監督好みと言えますね。
軽トラックに乗って選手の後ろから怒鳴るというやり方も駒澤大学の伝統です。
帝京大中野孝行監督は育成の帝京大と評価されています。
中野孝行監督は国士館大学で箱根駅伝を4年連続で走った経験者です。
特別支援学級採用された時に次のような体験をしました。
多動症の子供に接した時、泥んこ遊びに夢中になる子がいました。
なかなか、内に入ろうとせず注意しても駄目でした。
その時上司は「あきたら帰ってくるから好きなだけやらせましょう」と。
この時に時間をかけて待つと言う事を悟ったそうです。
全国実績のない新入生を学生トップクラスに育て上げることから、
“育成の帝京大”と呼ばれるようになりました。
選手がやってみたいことがあれば、どんどんやらせる。
4年で箱根ランナーを育てる帝京大の魔法かも知れません。
11年連続19回目の出場権を獲得しています。
パワーアップして箱根路に舞い戻ってきた帝京大どんな戦いを私たちに
見せてくれるか楽しみですね。
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まとめ
シード校1位から5位の監督さんをご紹介しました。
「守り」の東海大学と青山学院大学
「攻め」の東洋大学、駒澤大学、帝京大学
日程
2020年1月2日〜3日
総距離(217.1㎞)
往路(107.5㎞)
復路(109.6㎞)
10人の選手が襷をつなぎます。
★第95回大会シード権獲得校
東海大学
青山学院大学
東洋大学
駒澤大学
帝京大学
法政大学
國學院大學
順天堂大学
拓殖大学
中央学院大学
★第96回予選会通過校
東京国際大学
神奈川大学
日本体育大学
明治大学
創価大学
筑波大学
日本大学
国士舘大学
早稲田大学
中央大学
★関東学生連合
以上21校で優勝が争われます。
お正月がとても楽しみですね。
選手達に盛大な声援を送りましょう。