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塚本康浩氏は獣医で免疫学者【ダチョウ先生】の抗体マスク誕生に迫ります。

 

 

1968年、塚本康浩は京都府で生まれました。

1994年、大阪府立大学農学部獣医学科卒業し

カナダ・ゲルフ大学獣医学部 客員研究員になりました。

1998年、大阪府立大学大学院農学部生命科学研究学科博士課程獣医学専攻修了

獣医学博士。大阪府立大学同研究科の助手に就任しています。

 

1999年、ダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」のダチョウのダチョウ主治医に就任。

2005年大阪府立大学講師、准教授。

2008年京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授に就任

 

2008年6月、京都府立大学発ベンチャー「オーストリッチファーマ株式会社」を設立

2020年4月京都府立大学学長に就任しています。

 

ダチョウを研究し続けて25年という京都府立大学のダチョウ先生が塚本康浩です。

長い25年の付き合いでもダチョウに未だ顔を覚えてもらえず、過去に蹴られて骨折し

入院したこともあったそうです。

攻撃力はハンパなく、痛い思いも経験しています。

だけど、やはりダチョウが好きなんでしょうね。

 

 

「ダチョウ抗体マスク」などの生まれた経緯

 

 

「なんであんなに頑丈なんだろう」

この疑問を抱いた塚本康浩の気付きから、多くの素晴らしい商品が生まれています。

 

ダチョウの寿命は50~60年と長いですし、けがをしてもすぐに治ります。

劣悪な衛生環境でも病気にかからない生命力がありますし病気で死ぬことが

少ない地球最大の鳥類で、驚異的な免疫力を持っています。

 

 

 

ウイルスを注射したところ、約2週間で体内に抗体が出来たそうです。

これは他の動物に比べても非常に早く、商品化できる位の量にまで

なっていました。

 

ダチョウの卵は鶏の卵に比べると30倍も大きいのです。抗体は卵に凝縮され

1個でワクチン接種8万回分が精製できることも分かりました。

 

何と言ってもダチョウが作り出す抗体は、ウイルスやバクテリアを不活性化

する能力が非常に高く、熱にも強く大量生産が可能なのが強みですね。

 

ダチョウの卵から抽出した抗体を用いて新型インフルエンザ予防のために

マスクを開発しました。

 

〇見た目は立体型の不織布マスクですが、これまでの静電フィルターに加え

ダチョウ抗体フィルターが組み込まれている点が特徴と言えます。

〇『リップキーパー=3Dプリーツ形状記憶構造』を組み込み次の様な点が

解決されています。

  • 息がしやすい
  • 話がはずむ
  • 化粧くずれがしにくい
  • 口元に当たりにくく不快感がなくなった。

通常、経験する事柄ばかりですので解決されたのは助かります。

ダチョウの抗体というものが、この一番外の表面のフィルターに塗り込んであって

ウイルスを遮断してくれてるようですね。

 

ちなみに、ダチョウの臭いはしないとの事です。

 

 

まとめ

小さい頃から鳥に興味を持ち続けてきた塚本康浩教授について書きました。

高病原性鳥インフルエンザ防御用素材の開発。

以後もダチョウ抗体を利用したさまざまな研究(ガン予防・美容など)に

取り組んでいくようです。

コロナウイルスについては

「ちょっと今、日本が暗い状態になっているので、少しでも感染とか

そういうもののリスクを下げられるということでワクチンが出来るまでの

繋ぎで人を守ってくれるようなそんな存在になってくれたらなと思っていますし

なるだろうと確信しています。」(塚本康浩教授)

 

とても心強い言葉ですね。