尾畠春夫さんと言えば山口県で行方不明だった2歳の男の子を救い出し、一躍有名になったスーパーボランティアです。
尾畠春夫さんを見つめる若者たちの眼は信頼に溢れており、何よりも若者たちに安堵感を
与えているように見え、こちらまで嬉しく思います。
梅雨前線に伴う記録的な豪雨は、九州、岐阜など各地に被害をもたらしています。
気象庁は今回の豪雨を【令和2年7月豪雨】と命名しました。
【平成29年7月九州北部豪雨】は福岡県 大分県を中心吸収北部で発生した集中豪雨
【平成30年7月豪雨】は北海道や中部地方を含む全国的に広い範囲で記録台風梅雨前線の影響。
尾畠春夫さん(80歳)大分県は9日大分県日田市の天ケ瀬温泉に駆けつけました。
この河の様子を見ると、とても怖いですね。
地元の人々はどんなにか心細い思いで一杯でしたでしょう。
尾畠さんは日田市天ケ瀬温泉に向かおうとしましたが、
通行止めの道路を回り道した為、午後の到着になってしまったようです。
温泉旅館の従業員らがリレー形式で家具を運び出す姿をみるやいなや
すぐさま自分もリレーに入り込み手助けをしていました。
スコップで土砂を取り除いたり、通路の妨げになる木の破片を取り除くなど
従業員の若者たちと笑顔を見せながら復旧作業に一生懸命でした。
尾畠さんの張りのある大きな声と笑い声は、ともすれば沈みがちになる皆の
気持ちを持ち上げてくれますね。
令和2年7月豪雨は7日朝、日田市天瀬町の天ケ瀬温泉街を流れる玖珠川が氾濫。
川沿いの旅館。民家が軒並み浸水に見舞われ、鉄橋は跡形なく流されてしまいました。
午前6時半前後のことでした。
水の恐ろしさは、あっという間に大人の背丈近くになることで、旅禍や、店舗、民家が
次々に飲みこまれたそうです。
新型コロナのせいでボランティアに行けたくとも行けない人が大勢います。
【被災でつらい思いをしてるはず。家族や近隣住民だけで片付けるのは難しい】と
案じています。
災害時には社会福祉協議会がボランティアセンターを立ち上げ、登録を受け付け
ますが、今回は感染防止を理由に被災地域から募集の発信があるまで被災地に
行く事を県内在住者に限定している状態です。
助けに行きたいのに行けない。もどかしいことですね。
まとめ
気象庁によると、降り始めから11日午後4時までの総雨量は
◉熊本県球磨郡の湯前横谷で1217.0ミリ
◉大分県日田市椿ヶ鼻で1211.5ミリ
大雨が降りやすい状況は続くそうです。
地盤が緩み、土砂災害も起きやすいとの事です。
川底に土砂がたまって、氾濫の恐れもあるそうですので
少しの雨でも災害になりやすいので気よ付けるようコメントしています。
コロナ禍が少し良い方向になったと思っていたのに、豪雨とは
気の休まる事がありませんね。
被災に遭われた方達の一刻も早い復興を願っています。