金沢21世紀美術館は金沢市広坂にある現代美術を収蔵している金沢市立の公立美術館です。
2004年10月9日に開館しました。
兼六園の真弓坂口の斜め向かいに当たり、
金沢城公園の入口からも近いです。
繁華街の香林坊や片町からも徒歩圏内で立地条件は抜群にいいですよ。
ですから、金沢市の中心部にある都心型美術館と言えますね。
金沢大学附属中学校・小学校・幼稚園跡地に建築された美術館です。
緑の記念樹は捨てずに移動して彫刻のように独立して配置する事を
西沢立衛氏は提案したそうです。
ですから来館者は記念樹でつくられた庭を通り抜けてから美術館に
入ることになります。
また、周りには金沢能楽美術館、石川近代文学館、石川県立美術館、
石川県立歴史博物館などテーマの異なる芸術関連施設があって
まさに、文化ゾーンを形成していると言えます。
金沢21世紀美術館は世界に類にない斬新な美術館で年間200万人以上を
集めており、金沢城、兼六園と並ぶ観光の目玉になっています。
人気プール
レアンドロ・エルリッヒの作品「スイミング・プール」が人気ですね。
本当に水の中にいるみたいな気分になりますし、子供たちは大喜び!
見知らぬ同士が地上部と地下部からてを振り合うなんて素敵きです。
「スイミング・プール」は、地上部と地下部から鑑賞できるようになっている
作品で地下部は閉鎖空間になる為、2月29日から公開を休んでいました。
地下部の滞在時間は5分以内と決められてましたが、皆んな楽しい時間を
過ごせて満足の様子でしたね。
こんな素晴らしい美術館を設計した方はどんな人でしょうか?
妹島和世氏と西沢立衛氏のお二方です。
●妹島和世(せじまかずよ)
1956年茨木県生まれ、建築家
妹島和世建築設計事務所主宰SANAA共同主宰
大学:日本女子大学大学院修了
伊東豊雄建築設計事務所勤務
87年に妹島和世建築設計事務所を設立
95年に西沢立衛とSANAAを設立
2010年に第12回ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展ディレクターを務める。
SANAAとして日本建築家学会賞、プリツカー賞など
個人では芸術文化勲章オフェシエ、
紫綬褒章などを受賞・受章しています。
●西沢立衛(にしざわりゅうえ)
1966年神奈川県横浜市生まれ、建築家
(有)西沢立衛建築設計事務所代表
大学:横浜国立大学工学部建築学科卒業
1997年(有)西沢立衛建築設計事務所設立。
日本建築学会賞作品賞3度。吉岡賞他多数受賞しています。
まとめ
2004年に開館してから早いもので16年目なるのですね、
これからも多くの人達が来館して下さるように願っています。