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佃典彦は半沢直樹第6話に登場した際「土下座で後ずさり」の曾根崎役をやってのけた俳優で、「あれは誰?」と一躍話題になりました。

 

今まで見かけた事のない俳優ですが、どんな方か調べてみました。

名古屋で劇団B級遊撃隊を主宰しています。

本名  :佃典彦(つくだ のりひこ)

生年月日:1964年3月25日(56歳)

大学  :名城大学商学部

職業  :劇作家 演出家 俳優

 

1985年神谷尚吾らとこの劇団を創設しました。

1989年に劇団B級遊撃隊に改名しています。

1989年東京進出

 

シニカル・ナンセンス・不条理な作風が佃典彦の特徴と言えます
気よつけている舞台づくりは、役者の肉体を通して「空気」が体感
できること。

名古屋演劇界の重鎮と呼ばれていて別格の大物であり、その発言力は
絶大です。

 

日本劇作家協会東海支部長を務めています。

 

 

半沢直樹第6話「土下座で後ずさり」の誕生秘話とは?

 

SNSを中心に佃典彦の演技が話題沸騰しましたね。

 

香川(照之)さんが土下座する僕のすぐ横ににじり寄るように立って、

堺雅人さんと2人の間にはさまれてしまった。

退室しなければならないのに立ちあがれないので、とっさに後ずさりを
したそうです。

 

何と、話題のシーンは自然にうまれたものだったのです。

 

一瞬で判断し行動した結果、視聴者に感銘を与えたのですね。

 

半沢直樹の撮影現場は細かいカット割りではなく、通しで撮っているそうです。

ですから、間違えてしまうと後の続きがメタメタになり迷惑をかけてしまう

恐れがあり、ましてや大物俳優が存在する場所で新参者である自分の間違えは

絶対に許されない状況下での撮影だったそうです。

 

セリフは完璧なまで頭に叩き込み、あとは現場で対応しようと思って臨み

それが功を奏した訳ですね。

舞台の芝居と似ている所も佃には幸いしたのでしょう。

 

香川照之さんはセリフを1度も間違わないとはスゴイと感想を述べています。

それも、ただのひと言もです。

いかに、素晴らしい俳優か納得ですね。

 

 

視聴者から賞賛の声が多くきかれますね。

 

劇作家、演出家としての佃典彦についても

 

★1995年 名古屋市芸術奨励賞を授与されてます。

★1996年 第2回日本劇作家協会優秀新人戯曲賞

★1996年 第4回読売演劇大賞優秀作品賞

★2000年 第6回日本劇作家協会優秀新人戯曲賞【精肉工場のミスターケチャップ】

★2001年 第5回松原英治・若尾正也記念演劇賞【満ち足りた散歩者】

★2006年 第50回岸田國士戯曲賞【ぬけがら】

 

以上のように数々の賞を獲得しています。

 

 

「ぬけがら」は第50回岸田國士戯曲賞を受賞し、名実ともに佃の

代表作となりました。

主人公、卓也の父の卓二郎が脱皮して、若返って行くと言う

奇妙な不条理劇です。

佃と実父との記憶がモチーフになっていて、私戯曲と呼ぶ位

想い入れ深い作品となっています。

父親は認知症を患っていたのは事実だそうです。

 

 

まとめ

半沢直樹で一躍ブレークを果たし、劇作家、演出家としても

非凡の才能を遺憾なく発揮している佃典彦さんについて書いて

みました。

佃さんのご家族はいらっしゃるのかどうか、わかりませんでした。

これからもテレビドラマに出演して戴ければ幸いです。

楽しみに待っていますね。