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令和3年1月2日箱根駅伝3区の石原翔太郎は2006年大会の佐藤悠基以来15年ぶりの3区区間賞を奪取しました。

 

 

倉敷高校時代に男子第70回全国高校駅伝競走大会では6区を走り

区間2位の成績で、優勝候補の世羅を抜いてトップに浮上し優勝に貢献

した実績を持っていました。

 

往路優勝を目指すキーマンとして3区間に起用された石原翔太郎は、トップと1分1秒差で

襷を受け取り走り出しました。

この3区間は準エース区間と言われている重要な区間です。

 

東海大は1区で塩沢が2位、名取が3位と好発進しましたね。

3区の石原翔太郎はすぐさま2位に浮上し11.5キロ付近で、先頭を行く東京国際大を

かわし、区間賞の走りでトップに踊り出て、4区中継点に飛び込むも力尽きて倒れ

てしまいました。

箱根駅伝がいかに過酷なレースなのか理解出来ます。

 

 

4区佐伯陽生(1年)に襷をつないだが、佐伯は残念ながら6位に後退しました。

気持ちがあっても足が前に出ず、5区西田(4年)に託しました。

まだ1年生ですもの今後に期待して見守っていきましょう。

 

「誰にも抜かれない区間新を出して、山の神になる」と宣言していた西田でしたが

持ち前の軽快なテンポで坂を駆け上る事ができませんでしたね。

芦之湯で帝京大に抜かれ、往路優勝は絶望的となってしまいました。

結果、往路はトップ創価大と3分27秒差の5位に終わりました。

 

石原翔太郎は「4年生が先頭争いで戦える位置で持ってきてくれたので心の

余裕ができて先頭に立つことが出来た」とコメントしています。

ハーフマラソンの経験がなく、距離への不安を感じながらも総合優勝を目指して

走る事ができたとも語っていましたね。

 

 

 

石原翔太郎が履いてたシューズは?

ナイキのアルファフライを履いていました。

10kmを28分09秒前後で通過。

これは箱根駅伝2区で日本人最高記録(当時)を打ち立てた順大・塩尻和也(現・富士通)の

持つ区間記録を32秒も塗り替えたました。

 

「好タイムはシューズの影響もあると思います。高校時は別のメーカーでしたから」

石原自身も厚底の威力を実感しているようですね。

 

区間賞のすべてを「ナイキの厚底」が叩き出している。

1区:鎌田航生(法政3年)アルファフライ

2区:ビンセント(東京国際2年)ヴェイパーフライ=区間新

3区:石原翔太郎(東海1年)アルファフライ

4区:オニエゴ(山梨学院3年)アルファフライ

5区:細谷翔馬(帝京3年)ヴェイパーフライ

 

なぜ、ナイキの厚底シューズは記録が出るのでしょうか?

厚底シューズは、反発力を高めるカーボンファイバー(炭素繊維)のプレートを

宇宙産業用の軽い素材で挟んで反発力とクッション性を両立させているからです。

長距離走には底が薄く、軽い靴が適していると思われていたのですが

その常識が覆されました。

 

今年行われた97回箱根駅伝競走には、厚底シューズを履いた選手は

全体の約95%に上り、これは前回大会に比べて10ポイント以上増えて

います。

 

10区間のうち7区を除いてこのシューズをはいた選手たちが区間賞を

獲得していることからも分りますよね。

21チーム中、14チームは出場全選手がナイキの厚底シューズだった

そうです。

 

まとめ

素晴らしい記録で箱根駅伝デビューを果たした、石原翔太郎について

書いてみました。

東海大学のスーパールーキー、今後の活躍を期待しています。